松戸市でTOTOのトイレつまりならお任せください！

2025年5月23日

国内外で高い評価を受けているTOTOのトイレは、洗練されたデザインと優れた節水性能、快適な使用感を兼ね備えた製品です。松戸市内でも長年にわたり多くのご家庭で愛用されています。しかし、いかに高性能なTOTOのトイレであっても、使用状況や住環境によっては思わぬトラブルが発生することがあります。

特に「水の流れが悪い」「詰まったかもしれない」といったお悩みは、当社にも多数寄せられており、その多くがTOTO製トイレに関するご相談です。本記事では、松戸市で実際に対応した事例を交えながら、TOTOトイレの詰まりの原因や予防策、さらにTOTOが施している詰まり対策についてもご紹介いたします。

安心・信頼のTOTOのトイレでも詰まりは起こり得ます

TOTOのトイレは、長年にわたり国内外で高い評価を得てきた高性能な製品です。詰まりにくい構造や節水技術など、快適性と耐久性を両立した設計が特長ですが、それでも「絶対に詰まらない」というわけではありません。

TOTO製であるからこそ、詰まる頻度は他社製品と比べて低めである可能性はありますが、使い方や設置環境次第では、他メーカーと同様の一般的な原因によって詰まりが生じることは十分に考えられます。

主な詰まりの原因とその背景

・排水管の勾配不良や劣化
排水管の施工時に適切な傾斜が確保されていなかったり、経年劣化により配管がたわんだりすると、水がスムーズに流れず滞留しやすくなります。その結果、異物が堆積して詰まりの原因になります。

・節水型トイレの水量不足
TOTOを含む節水型トイレでは、通常のトイレが1回の洗浄で一般的に約13Lの水を使うのに対し、最新の節水モデルではわずか3.8L〜4.8L程度に抑えられています。この仕様により、ペーパーや汚れを十分に流しきれず、配管内に残ってしまうことがあり、結果として詰まりやすくなるのです。

・水に溶けない異物を流してしまう
お掃除シートや綿棒、アクセサリーに加え、うっかり流してしまった尿取りパッドや生理用品、お子様が流してしまったおもちゃなどは、水に溶けにくく配管に引っかかる原因となります。特にトイレに流してよいものか判断がつかない異物は注意が必要です。

TOTOのトイレ：日常使用でつまらないよう気をつけるべきこと

TOTOの高性能なトイレでも、日常の使い方を誤ると詰まりやすくなります。以下の点に注意し、トラブルの予防につなげましょう。

設備面での工夫

・節水設定を無理に下げすぎない（水量不足を防ぐ）
　メーカー推奨の最低洗浄水量（例：4.8L）を下回る設定は避けましょう。たとえば3L以下まで水量を絞ってしまうと、異物を押し流す力が不足し、詰まりのリスクが高まります。

・定期的な排水管チェックを受ける（年1回程度が理想）
　特に築年数が経過した建物では、尿石の蓄積や配管のズレが発生しやすくなります。

・高圧洗浄や内視鏡調査など、プロによる点検を活用する
　目に見えない配管の奥まで確認できるため、トラブルの早期発見につながります。

TOTOトイレ詰まり修理の事例（松戸市住宅）

松戸市にお住まいの奥さまよりお電話をいただきました。ご家庭は二世帯住宅で、ご祖父母が使用している2階のトイレが流れにくくなり、完全に詰まってしまったとのことです。

ご相談内容

「水が流れにくくなっていて、今朝ついに全く流れなくなりました。祖父母が1階に降りてきて、私たち夫婦のトイレを使っているのですが、それも不便で…。早めに直してほしいです」と、1階に住む娘さんからご相談をいただき、即日で現場へ急行いたしました。

調査と原因の特定

現地に到着後、まずは便器の状況を丁寧に確認しました。

トイレの水位は明らかに高く、レバーを操作するとすぐに水が溜まり、流れが悪い状態が見受けられました。悪臭や逆流といった深刻な症状はなかったものの、明らかに排水不良の兆候があると判断。そこで内視鏡カメラを便器内部から挿入し、排水経路の奥を詳しく調査したところ、長年の使用によって形成された尿石や黒ずみ汚れが確認されました。経年劣化により排水路の内径が狭くなっており、わずかな汚れが引っかかるだけでも水が流れなくなってしまう状態だったのです。

修理の手順

1. 止水栓を閉じる
作業中の水漏れや不意な水の噴出を防ぐため、トイレへの給水を一時的に止めます。

2. 便器内の水除去
便器内に残っている水をバキュームで吸引し、約1〜2リットル程度をしっかり取り除きます。これにより取り外し時の漏水や汚れの拡散を防げます。

3. 便器の取り外し

4. 排水路の汚れを除去
詰まりの原因となっていた便器下の排水路から、尿石・黒ずみ・トイレットペーパーの残留物などを手作業で丁寧に除去しました。排水路の汚れは水の流れを阻害し、詰まりを繰り返すリスクがあるため、確実な清掃が必要です。

5. 高圧洗浄で配管を洗浄
専用のノズルから高圧水を噴射し、便器から屋外に続く排水パイプ全体にこびりついた汚れを一気に洗浄しました。配管内の汚れを除去することで、将来的な再詰まりの防止と水流の正常化を図ります。

6. 便器の再設置
便器本体を元の位置に戻し、ボルトで確実に固定。さらにシリコンパッキンで隙間を密着させ、給排水の安定を図りました。最後に排水テストを行い、問題なく作動することを確認しています。

7. 清掃と最終確認

詰まりの原因を的確に除去し、今後の再発リスクも大きく低減できました。

詰まってしまったら…自分でできる対処方3選

トイレが急に詰まってしまうと焦ってしまいますが、まずは落ち着いて、自分でできる簡単な対処法を試してみましょう。TOTOの高性能トイレでも、ちょっとした使い方の工夫や初期対応で改善されるケースがあります。

ラバーカップ（スッポン）を使用する
もっとも一般的な方法です。便器の排水口にしっかり密着させ、ゆっくり押して勢いよく引く動作を繰り返します。これにより詰まりの原因となっている異物に圧力がかかり、排水管内を通過させやすくなります。
　※使用前に便器内の水位が高すぎる場合は、バケツなどで水を少し減らしておくと作業がしやすくなります。

ぬるま湯＋中性洗剤を試す
便器内に約40～50℃のぬるま湯を静かに注ぎ、食器用の中性洗剤を適量加えて30分ほど放置します。
　※ぬるま湯はバケツ1杯（約5リットル）を目安に、便器内の水位が排水口の奥までしっかり届く程度まで注ぎましょう。
　放置後は水が自然に引いているかを確認し、ゆっくりレバーを流して水の流れをチェックします。

トイレ専用の詰まり除去剤を使う
　市販のトイレ用詰まり除去剤（パイプクリーナーなど）を使用するのも効果的です。使い方は製品の説明書に従いましょう。頑固な尿石や軽度の異物なら、薬剤の力で柔らかくなり、自然に解消されることがあります。
　※使用後は時間を置いた後に、レバーを引いて水を流し、詰まりが解消されているかを確認してください。